あの人の気持ちも分からないではない。
僕はたかが零細IT会社だったのに無理して、
身の丈に合わない数千万もの借入れを信金や銀行から
して返済の目処が立たない上に事業も思うように進まない
プレッシャーからストレスが溜まり、
その結果、超高血圧になり脳血管が切れ
障害者となってしまった。
ある日突然、経済的に苦しい生活を強いられるように
なってしまったあの人やあの人たち僕のことを情けない男と
蔑む気持ちも分からないではない。
全ては僕の甘さが原因だったのだと
よく考えてみれば今更ながら理解出来る。
現状の酷い人間関係を修復するためには
やはり、たとえ障害者だかといって甘えることなく
経済的成功をするしかないのだろう。
もう55歳だ。こんな身体だけれど、まだ頑張れるかな。
自分でも忍耐には自信があり、前向きに考えることにも
自信があると思っていたけれど、正直そろそろ精神的にも
体力的にも限界かなを感じてきている