世の中にはいわゆる陰謀論などというものをやたらに好む人達がいる。
例えば、 9.11同時多発テロ事件は、アメリカ政府が仕組んだ陰謀だとか
それを証明するためにかどうか知らないが、荒唐無稽な根拠のようで、根拠で無いようなどうにでも受け取れるような当時の写真を見せて、だから陰謀なんだと・・
その他にも、ユダヤ人グループとか、ロスチャイルド家のグループとか、フリーメーソンとか言う連中は世界を牛耳って様々な陰謀を企んでいるとか・・・
アホらしいにもほどがある。
僕はこのような実に馬鹿らしい陰謀論に関しては、あるブログで書いていた。
以下のような論評に全面的に賛成だ。
所詮陰謀論なんていうものも信じている人たちは何か悪いことがあると、
それを自分の責任ではなく「誰かのせいにしてしまう」というような
心の弱い人たちと僕は思っている。
それに、以下の論評のように非常に危険でもあると思う。
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「陰謀論」は、人間の「意図」と「結果」が必ず一致するという思考の産物である。
「陰謀論」は、人間の世界の複雑さを観察することに耐えられない人々こそが、
走りやすい代物だといえよう。「複雑な」世界の様相を読む際に単純な「解」を
見つけ出して、「俺だけが、『解』を知っている」と思うことは、人々に倒錯した
優越感を与えるものである。「陰謀論」が後から後から出てくる背景には、
そうした「脳内麻薬」の需要に「陰謀論」が応えているからであろう。
特に、古今東西、世の中に「苦境」の空気が流れれば、それを「誰か」
のせいにしたくなる人々が出てくる。第一次世界大戦後のドイツでは、
その「誰か」とはユダヤ人であり、その空気がナチスの擡頭をもたらした。
「ユダヤの連中なら、やりかねん」」といった類の「陰謀論が招いた災厄であった。
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ほんの一部の人で世界を牛耳るなんて、アニメの見過ぎか、現実に耐え切れないというような人たちの妄想に過ぎないのだろう