未だにイラッとくる事

脳出血で左半身麻痺の障害者となって、

もう8年になるけれど

未だにイラッとくることがある。
昨日もあったことだけど、自動車に乗ろうとしたときに

どうしても体が車の中に入らない! 。
いったいどうしたんだろう、と思った瞬間、

左側を見た。そうすると、なんと左側の方が

車のドアに半分引っかかっているではないか! 

未だに左半身は「感じる」ことができていないんだ。
ということを思い知らされた瞬間だった。

僕は、左半身麻痺といっても

一般の人が考えているような

左半身がいわゆる「動かない」といった

「運動麻痺」だけではなく

重度の「感覚障害」といった障害もあるのだ。
この障害の症状は誰に言ってもわかるものでは無い。

たとえ毎日過ごしている家族さえも

この何とも言えない辛さはわからないであろう。

なんというか、左半分の世界が「存在しない」

というか、左半分もし世界を感じることができない」

といったような感覚でもある。

つまり、実際には存在しているのに、

その世界が存在していないに等しいのだ。

この何とも言えない辛さだけは未だにイラッときてしまう

でも、それを誰に当たり散らすこともできない

なぜなら、

この感覚は全く同じような感覚障害を負った人でない限り

誰に分かるものでもないからだ。

だから、 一人イラっときて、少し悲しくなって、

 一人黙って気持ちが収まるのを待つしかない。

 

こんな感覚障害などという障害があることは

ほとんどの人は知らないであろう。

 

いわゆる「見えない障害」と言っても良いのではないかと思う