突然の会社の瓦解の真相・・

会社が消滅した・・

あまりにも突然の

そして予想だににしなかった

突然の崩壊だった


それは9月中旬、社長から突然

の以下のようなメールが来たときから始まった・・

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岡下さん

私個人の正確な今の状況です。
会社の状況も私個人の状況も緊急事態と思っています。

人と会うのが怖い
携帯が鳴るが怖い
メール見るのが怖い
自宅の呼び鈴が鳴るのが怖い
家族と会うのも辛い
先が見えない

「何をそんな弱音を」と思われようが、上記が事実です。

社員の皆さんに明日、何を語り、
どのように接したらいいのかさえわからずにいます。
今この瞬間にも何かを彼らに発信した方が良いのかどうかも、
悩みながら、分からないでいます。
出社してもらっていいのかどうかさえも悩んでいます。

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いったい何が起こったのか!

と思い、翌日会社の事務所のあった茨城まで

急遽、飛行機で飛んで行った、

まさしく「飛んで行った」・・



よくよく事情を聞いてみると

会社の資金繰りがひっ迫しているという



その原因に僕は驚愕してしまった。。

なんと社長は受注の見込みすらない太陽光発電所の

土地の造成、施工の発注をしてしまい、

その請求が来て支払えないというではないか


もうすでに、

施工会社やデベロッパー(デベロッパーは造成工事完了済)

から催促がきており、

怒りの電話が入っているそうな


それだけでなく、

太陽光発電パネルもメーカーに発注済・・

こちらからも請求が来ている


いったいどうしたんです・・!?

よく事情を聞き、関係者にも確認を取ってみると



社長は、施工会社やデベロッパーさんの前で


できもしない膨大な太陽光発電所の販売目標をぶちあげ

(見栄か何か知らんが、大風呂敷を広げたようだ・・)

その目標数値の太陽光発電所の造成・施工を

口頭で発注してしまったらしい。。



更にいくつかは書面での正式発注までしていた。



で、

今になってキャッシュがないので支払えないと言い出している始末・・

そりゃ施工会社やデベロッパーさんが怒るのも当り前だ。


その請求合計額は数千万円に及んでいた・・

で、

施工会社やデベロッパーさんからの怒りの電話等で

上述の僕へのメールのような精神状態に落ち陥ってしまったらしい


何とも情けない、、、



施工会社やデベロッパーさん等関係者が全員集まり

社長を呼び、説明を求める会議があると聞いたので

この精神状態の社長をそのような会議に出席させたら

事態がさらに悪くなると予測し、

社長に委任状を書かせ、役員だった(はず)

僕が代理出席し

僕が過去の販売実績から分析して

キチンとした今後の事業計画を作成し、

誠心誠意説明し、

その確実な事業計画(販売計画)を元にした

今後の収益から支払っていくとお願いすることで

事態打開をしようと

ひとりで、神戸から上京し、会議に乗り込んだ。


ところが・・である


僕が予想していたよりはるかに大きな

(実際の販売力の5倍から6倍もの)販売計画を

ベースに発注していた事が判明し、

その時点で僕の説明は論理破たんしてしまい

一様に「納得できない」と言われてしまい

何も返す言葉も出なかった・・・

もし払えなければ、

法的措置もあり得るとまで言われ

様々な集中砲火を浴びて何も打開できず、

至急(金融機関からの融資等の資金調達など)対応策

のために神戸には戻らずに

茨城の事務所にそのまま直行し、

社長と打ち合わせをしようと、

電話で音信不通[関係者からの電話が怖くて携帯電話の着信音を「切」にしていた)

社長を見つけだ出し、対応策の検討をしようとした


ところが・・である

金融機関に融資をしてもらおうにも

できない事が判明!!



なぜか、、、

な、なんと

一切経理の帳簿をつけていなかったのだ・・・・

仕訳が全くできていないので

当然銀行の融資に必要な試算表(P/LもB/Sもない)

がないのだ。。

もうダメだ

という状況をやっと理解できた・・



更に・・

も少しあとで分かったことだけど・・

僕は役員(IT専門役員とのことだった)になっていると聞いていたが

そうではなかった、


役員登記もされていなかったのだ!!

つまり僕は書類上、役員でもなく、また社員でもない

どこの組織にも属していないただのひとりの人間

だったのだ!



たとえIT専門役員だといえど、役員だと思っていたからこそ

役員の責任として代表取締役の委任状を持って

袋叩きの会議に臨んだのに・・

である!

更に・・

従業員は誰も雇用保険にも入れていなかった・・

のだ・・

もうどうにもならん・・

このまま会社をつぶすにしても

従業員があまりに可哀そうだと思い、

僕が以前会社を経営していた頃お世話になった

神戸の弁護士に相談したところ

従業員の雇用保険は今からでも入れると聞き、


すぐに手続きを(社長が放心状態なので)従業員の中で最も

しっかりしている人間に手続きをさせ、

全員退職させた・・

他にもいろいろあったjけど・・

もう書く気にならない・・


結果、会社は消滅した・・

あっけなかった・・

これまでにいろんな会社の倒産を見てきたけれど・・

こんなパターン(会社危機のときに社長が鬱になり思考停止状態になる)は初めてだ


どんな会社でも、

社長たるもの最後の最後まで、ギリギリまで対策を講じようとしていた

なのに途中放棄である・・

帳簿もつけておらず、雇用保険にも入らず

登記変更さえしていなかった・・

その状態でここまできていたのだ・・



で・・

従業員の事ばかり考えていた僕だけど・・

そもそも役員にも登記されておらず、社員でもなかった自分・・


気が付いたら、僕はこれからどうしよう・・

もちろん雇用保険もない・・

どうしよう・・

それが今の僕・・なのだ


これからまた求職活動しなきゃいけない・・(-_-;)


以前、脳出血で倒れた後、障害者枠で求人応募した際に

障害者の中年の雇用をしてくれる企業なんてほとんどない

オール書類選考で不採用だった経験もある

あのときはそれでもまだ40歳後半だった・・

今は51歳・・

50歳過ぎた身体障害者なんて


まず採用してくれる企業はないだろう


よく分かっている・・

さあ、どうしよう・・

八方塞がりだ・・

こんな状況でも僕は明後日、

水の浄化装置+水耕栽培技術のアラブへの

展開の打ち合わせのために博多に行こうとしている

(マーケット調査も何もできていないので)

まだ何の勝算もないのに・・

いいのかな・・





でも僕は、

案外悲観的になっていない自分に驚いている

この6年間の悲壮な体験が

僕の心をいつの間にか

強くしていたのかも知れない


それにしても

我ながら波乱万丈だな・・

笑えるくらいだ・・

この記事はまだ公開すると良くないので

しばらくは(ほとぼりが冷めるまで)

メンバー限定記事にしておこうと思う


やっと登りかけた階段をぶち抜いてしまった気分だ・・

さて、これからどうやって生きてゆこうかな・・