父として

第66回カンヌ映画祭審査員特別賞受賞の映画

そして父になる」を観てきた・・

泣いた・・

とういうのも・・

もちろん映画も良かった

でも、それよりも・・・

僕自身の父としての不甲斐なさ

のようなものを感じてしまい

涙してしまった・・

この映画は父と幼い息子のドラマだ

その「父と幼い息子」が僕と被った

僕が脳出血で倒れたとき

息子はまだ5歳だった

これから「男の遊び」を教えてあげよう

と思っていた矢先だった。

キャッチボールやサッカーボール遊びの相手さえ

してあげられない身体になってしまった

僕は元々アウトドア派だったから

いろんなアウトドアの楽しみ方を教えてあげたかった


これからスキューバダイビングも教えてあげたかった

そしていっしょに潜りたかった

山登りなんかもしたかった

昔、若い頃は結構高い山に登山もしていたから・・

でもそんなことはもう不可能になってしまった。。

そんな思いなんて

ただの親の自己満足かもしれないけれど

でも今の息子を見ていると

いつも自宅でテレビゲーム・・

虫は異常に怖がるし、外でもあんまり遊ばない

僕が教えてあげられなかったゆえに

楽しみ方、楽しさを知らないからだろうと

つい思ってしまう。。

息子と最後にかけっこしたことを

なぜか僕は未だに覚えている

もう息子は忘れているだろうけど・・

近所のスーパーまで家族3人で買い物に出かけるときだった

あそこの角まで競争だ!と言って息子とかけっこした

息子は必死で僕にに負けまいと走っていた

もちろん僕は大変なフリをして負けてあげた

そしてパパ負けたよ!

お前速いな!

と言うと嬉しそうだった

そのとき僕は並行して同じくらいの速度で走ってあげて

最後に負けてあげた

そのときの息子が一生懸命僕負けまいと走っている横顔が

僕が息子と運動(スポーツ?)をした

最後の思い出だ・・

たぶん、倒れる約1週間ほど前だったと思う

そして一週間後、、、

僕は二度といっしょに走れない身体になってしまった

本当に勝てない身体になってしまった

そんなことだけが父の役割じゃないよとよく言われるけれど

もっと父としてやれることは他にもたくさんあるよとも言われるけれど

でも・・

あの日の息子の横顔だけは

なぜか未だに僕の記憶にクッキリと残っている。。

たった5年前のことだけど

なんかもう遠い、遠い、昔の記憶のようでもある

あんな息子の横顔は

もう二度と見る事がないんだな・・