何回でも言わせろ

よく一度言った事を何回も言わせるな

或いは一度教えた事を何回も教えさせるな

という管理者や経営者がいる

僕が経営者だった頃は全く逆であった

部下といっても

零細企業だったかたっの3人だったけど・・

僕はよく

分からない事があったら何回でも聞け

そして何回でも教えさせろ

分からないままするな

何回でも聞け、それには決して怒ったりないから。。

と口酸っぱく言っていたつもりだった


なぜか

たぶんこれは僕の父の影響だろう

僕の父は中卒で北陸の福井から大阪に丁稚奉公に出てきて働いてきた

その父は自分が中卒学歴にかなりのコンプレックスを持っていたよううだ

周囲は少なくと高卒、或いは大卒の人間・・

知識ではかなうはずもない

そんな父が悔しい思いをしながら自分なりに会得した事に一つの言葉を

僕は小さい頃から耳にタコができるくらい聞かされてきた

それは

「聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の損」


という言葉だ


ごく当たり前のことわざだけど、

きっと父学歴のない父にとっては

この言葉を支えにいろんな知識を「人に聞き」

会得してきたのだろう


そんな父の影響か

僕はいつの頃からか

部下が分からないことを「聞かず」に失敗されるより


分からないことは何度でも聞いてもらい。何度でも教えるべきだ


そんな風に思うようになっていた


だから

よく一度言った事を何回も言わせるな

或いは一度教えた事を何回も教えさせるな

という管理者や経営者を見ると

あんな風に言われると部下は

一度教えられてうっかり忘れてしまった事でも

聞く事に「恥」でなくとも罪悪感や

「上司に叱られる」という恐怖を抱き

聞かずに分からぬまま仕事をしてしまい

失敗の原因になるんじゃないか


と感じる

何回も言わせるなとか

何回も教えさせるな

と上司や管理者や経営者が言うのは

時間を無駄するな

というようにも聞こえるけれど

僕には


「分かるまで何回も教えない」

という

上司や管理者や経営者の部下の教育に対する

単なる怠慢にしか聞こえない

だから僕は部下には分からないなら、何回でも聞け

分からないままするな

何回でも言わせろ

と言ってきた

そして聞きづらい雰囲気は

極力なくすように努めていたつもりだ

それでも、もちろん簡単な事を10回も20回も聞いてきたら

さすがに心の中では「いい加減に覚えろよ」とは思っていたが・・