幸せだと気付かなかったこと

手が動く

足で歩ける

目が見える

耳が聞こえる

そして健康である

健常者の頃、すべて当たり前のことだと思っていた

とんでもない勘違いだった

今僕は左手は「全廃」

両手作業は一切できない(左手が廃用になって初めて気が付いた手作業99%が両手作業だったって事を)

お茶碗を持って味噌汁ひとつ飲めない

左足も満足に動かないから杖でせいぜい数十メートルしか歩けない

盲人用のタイルの突起でさえバランスを崩す有様だ

80歳くらいの老婆にさえ追い越される 

惨めな気持ちになる

「当たり前だったこと」にもっと感謝すれば良かったと思う



でも・・ でも・・ でも・・

今でも

目は見える(ちょっと老眼気味だけど)

耳は聞こえる

右手は利き手ではなかったけど、この3年で2倍以上器用になった

左手の代わりに口も使えるようになった

そして何より健康である

中枢性疼痛の痛みには苦しんでいるけれど

内臓の病気は一切ない

この3年、風邪も引かなかった。

もちろんインフルエンザにもかからなかった

脳が損傷しただけで他の臓器はすべて健康である。

そして何より仕事ができている!

それだけで充分幸せではないか

今でも充分感謝できるではないか