価値観の大変換という苦しみから人生をコミットできた

僕は障害を負うことによって自分の価値観を余儀なくされた

というよりせざるえなかった

でないと生きる価を見いだせなかったから・・

健常者の頃、僕の夢は普通の人が持つようにいつか世界旅行をして

世界のいろいろな海を潜ることが一つの夢だった

まだ見ぬカリブの海

中東の紅海

地中海

そしてアフリカ

そなアウトドア派な僕だった

でもそんな夢はすべて捨てなければならなかった

もちろん健常者の頃一零細企業の社長だったとはいえ

収入はほとんどなく会社の経理は火の車・・

そんな状態だったから健常者の頃でも叶わぬ夢だったかもしれない

でもいつかは会社を苦境から脱出させV字回復させて夢を実現するのだという夢を持つことで

苦しい経営を四苦八苦しながらやりくりしていた

それはV字回復できれば夢が実現できるという思いがあったからだ


しかし・・

今回(半身麻痺の障害者になった)に限っては永遠にあきらめなければならない

夢が持てなくなった

夢を持つためには価値観(何を生きる喜びとするか)の大転換をせざる得なかった

いくら経済的成功を収めてもこの身体は元には戻らないのだから・・

経済的成功は僕には何の意味もなくなったのだ

激しく戸惑った・・

これから僕は何を目的に生きていけばよいのだろう・・


それには価値観を転換するしかなかった

これまで「生きる喜び」と感じていたことを

「生きる喜び」と感じてはいけないのだ!・・から

なぜならそれまでの僕にとっての

「生きる喜び」は永遠に叶わぬ事になったのだから・・

全く違う僕にとっての「生きる喜び」を見つけなければならない

これは僕にとってはつらかった

そして苦悩の末やっと見つけた(決めたという方が正しい)のが

「障害者でも人の役に立つ人間になること」

そして娯楽では身体を動かすスポーツやアウトドア活動は一切諦めなければならなかったから

だからそういう活動は元々嫌いだったということにすることに決めた!

この価値観の大転換は苦しかった

でもそれしか方法がなかった・・

だから「障害者でも人の役に立つ人間になる」ということを


僕の第2の人生の「生きる喜び」にすることに決めたのだ!

そう!決めた!のだ

自然とそうなったのではない決めたのだ

だから決めたからにはこれからの人生において

それを自分の「人生の喜び」にして生きていく

ここで人生をコミットメントしたのだ!

今まで人生をコミットメントすることなどできていなかったけれど


障害者になるという苦境に出会って初め自分の人生をコミットメントできたのだ

喜ばしいことではないか!