なるようにしかんらなん

人の人生「なるようにしかならない」

どんなにあがいても人間の力なんて知れている

大自然の、大宇宙の大きな流れになんて抗うことなんて不可能だ

人間の力なんてこの大自然、大宇宙の中では塵のようなもの

因果応報なるがままに

その中で精一杯やれることを粛々とやり続けるしかない

自分のベストさえ尽くせればそれでいい

と思っている


「なるようにしかならない」

この言葉は一見投げやりに聞こえるかもしれないけれど

そうではない

僕がこの言葉を印象的に聞いたのは9年前僕の息子が生まれるときだった

妻は当時39歳だった。

いわゆる高齢出産

だからもしかしたら染色体異常のダウン症の子供が生まれるかもしれないと言われていた

かかっていた産婦人科医は地元でも名医と呼ばれる医師だった。

年齢も70歳近く、、でも絶対に患者に陣痛が始まることに備えて24時間体制で

いつでも受け入れてくれプロ根性のある医師だった。

その医師が妊娠4か月目くらいのときに、

念のため胎児に染色体異常がないかH医大で羊水検査を奨めてくれた

羊水検査は稀に検査によって羊水が漏れる可能性があるという

めったにないことだからということで検査を受けた

医大でも400分の1の確率で羊水が漏れる可能性があると言われた

でも僕ら夫婦はまず大丈夫だろうと思って検査を受けた。

ところが・

これが検査後、漏れ始めたのだ

いわゆる「破水」だ

じゃぶじゃぶ漏れているといいう

このまま漏れ続けると胎児は死亡するうというではないか

焦った、気が動転した

妻も泣きじゃくっていた

とりあえず検を奨めてくれた産婦人科医に電話をして状況を伝えた

あの先生ならなとか対処法を考えてくれると期待して・・

そのとき

その先生は推奨した責任を感じてか

「すまない、私が羊水検査を奨めたばかりにこんなことになってしまって」

とい言ってくれた後のの言葉だ

今でも忘れない

「お釈迦様も言ってはるけど・・・」

「なるようにしかならんのや」


「なるようにしかならん?」・・・

「なるようにしかならん?」・・・

「なるようにしかならん?」・・・

いったいどういう意味だ!


一瞬僕は言葉を失ったあまりにもいい加減じゃないかと一瞬思った


この先生は人の運命はそう簡単に人間がコントロールできるものではないと

言いたかったのだろう

でも

患者に対して「なるようにしかならん」

こんな発言をできる医師はいないだろう

そのとき思った

この人は本当に名医なんだろう

たくさんの避けられない「死」をたくさん見てきたのだろう

また逆にギリギリの状況でも生き延びる「生」を見てきたのだろう

そんな経験から出た「なるようにしかならん」という言葉だったと思う


結局僕の息子は妻のお腹の中で自らおしっこをたくさんして

(おしっこは羊水になるらしい)

漏れた羊水以上におしっこをして羊水をためて自ら生き延びた

胎児が自ら自分の命を守ったのだ

そしてその6か月後無事生まれた・・

今はもう9歳である

自分のおしっこで

自分の命を守った息子にはお寝しょをしても叱りにくい・・

それが息子のの「生命力」だと感じるから・・


僕自身今、脳出血で半身不随で苦しんでいるけど

これも「なるようにしかならん」のだろう


だとしたら無理に運命に抗うことなく

因果応報なるがままに

その中で今の自分に精一杯やれることを粛々とやり続けるしかない

自分のベストさえ尽くせればそれでいいのではないか

と思っている

あとはなるようになる大自然の流れが決めてくれるだろう。

あとはそれに身を任せよう

再出血するときはする

そして

死ぬときは死ぬ

それが僕の運命なら受け入れるしかないじゃないか

無駄に抗って苦しんで、心が荒んでしまうより良いのではないか

因果応報 諸行無常・・なるがままに・・