改革者

彼は確かに改革者であった。

ブログでの断定的且つ攻撃的ともいえる言葉使いとは裏腹に

物静かで優しい感じの人間だった。

彼とはこのアメブロで知り合い私の後遺症の症状を診てもらうため、

昨日彼の居住する九州まで日帰りで赴いた。


リハビリ革命を起こしたいという彼、

今のリハビリは間違っているという彼、

半信半疑ではあったが直接彼とメールでやりとりするようになってから

彼の情熱に惹かれた。。

ひたむきさを感じた。


彼は確かに改革者であった。

僕が苦しんでいる痛みと痺れ、

現在かかっている医師からは「たぶん視床痛の一種でしょう」と診断されていた。

視床痛・・別名中枢性疼痛・・ネットで調べてみると

大手病院の名誉院長による記述が以下のサイトにある

脳卒中後の痛みと痺れ

http://www.jsa-web.org/jn6/jn6a.html


それによると中枢性疼痛とは・・

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末梢性の痛みに比べて頻度は低いのですが、より苦痛を伴い、難治性で厄介なのが中枢性の痛みです。脳卒中の病変が直接の原因となって痛みをきたすもので、視床出血や視床梗塞による視床痛のほかに、大脳の出血や梗塞による中枢性疼痛、脳幹病変による中枢性疼痛なども知られています。

 痛みを感じとるセンサーは体中至る所に張り巡らされています。その信号は末梢の感覚神経のケーブルを通り、脊髄を経由して脳の視床というところで情報処理され、最後に大脳皮質の感覚中枢で痛みとして感じられると考えられています。普通の痛み、すなわち末梢性の痛みは痛みセンサーの刺激で生じますが、中枢性の痛みの場合は、手足の末梢には痛み刺激が加わらないのに、視床や大脳の感覚神経の情報処理の異常のために、いわば「脳の中で」痛みを感じてしまうわけです。したがって、痛みが強くても、脳卒中の再発を心配する必要はありません。

 脳の中の病変で痛みが生じることを初めて報告したのはドイツの有名な医学者(Eddinger,1891)で、100年余り前のことです。その患者さんは視床出血のあと耐え難い痛みにおそわれて自殺した方でした。中枢性疼痛は他人にはなかなか理解してもらえない苦痛で、意外と知られていません。このため、適切な治療を受けられず、苦しんでいる方が少なくないものと思われます。

 痛みは、脳卒中の発症直後から起こることもありますが、多くは何ヶ月かしてから始まります。半身、特に手足のうずくような耐え難い痛みで、後で述べるしびれを伴うこともしばしばあります。気分、天候(曇天、降雨の前にひどくなる)、気温(寒冷で悪化)の影響を受けやすく、刺激でひどくなるのを防ぐため、手袋や靴下を常時使用している方をよくみます。普通の痛み止めの薬は無効です。抗うつ薬、抗けいれん薬などの中に有効なものがあり、試行錯誤的に色々使ってみます。大抵の場合、半分くらいの程度にまで改善します。
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とある。

まさしく僕の症状と一致する。。

この記述から僕はてっきり自分の痛みと痺れは視床痛(中枢性疼痛)だと思っていた。


でも彼は違った

僕に対して携帯メールだけの問診で「視床痛(中枢性疼痛)ではない」と診断したのだ。


わざわざ九州まで赴いたのはその診断結果に興味を持ったことも大きな要因だった。


彼曰く 視床痛の存在は否定しない

でも、視床が損傷されて何も刺激がない(痛みとの元がない)にも関わらず脳の中で視床から痛みの信

号が発信されてしまうのなら外部の環境の影響を受けるはずがない

つまり
気分、天候(曇天、降雨の前にひどくなる)、気温(寒冷で悪化)の影響を受けやすく、刺激でひどくなる

はずがないというのだ。

そして彼はそれを昨日証明してくれたのだ。

彼のやり方はこれまでのPT(理学療法士)さんや

OT(作業療法士)さんのやり方とは全く違っていた。


これまでのPT(理学療法士)さんやOT(作業療法士)さんは、

いわゆる教科書通りの施術を僕に行っていた。

でも彼は僕の身体を非常にきめ細かく触り・問診し・仮説を挙げ・検証していった。

現場の患者中心で考えていると思った。

現場の患者と向き合って自らの仮説と検証その場で繰り返すのである

既存の常識に囚われていないと思った。。

僕の目の前で仮説と検証その場で繰り返した

彼だけでなく患者の側もその延々と仮説と検証に付き合わなければならないのだ。


日曜日にも関わらずゆうに3時間の施術であった。


僕もさすがに疲れた。こんなに「しつこい」リハビリはされたことがない(苦笑)


その結果、僕感じている痛みと痺れの原因は筋緊張(目に見えない細かい部分での筋緊張も含めて)

であるという証明をしてくれた。

僕の目の前で・・

彼の筋緊張を弛緩させる手技で確かに痛みと痺れが和らいだのだ。

しかも最も苦しんでいた感覚障害(冷たいものが痛みに感じる)までも一時元に戻ったのだ。

僕は思った、ここまで徹底して、

しかも細かく仮説と検証その場で繰り返す療法士はいないであろう


というか、今の医療制度ではできないのだ。

これは日本の医療制度の問題も大きいと思う。

とにかく僕は新たな光明を見つけた

そう思った。

彼にずっと診てもらえれば健常者に戻れるのではないか。

いや「ないか」ではなく「戻れる」と思った。

確かに時間はかかると思う

でも健常者に戻れるなら、時間もコストも惜しまない。

今僕が立ち上げようとしているビジネスがもし成功したら彼に費用を払って呼ぼう。

真剣にそう考えた。

「彼」、「彼」ともったいぶった書き方をしたのは

「彼」自身、現代の医療関係者からは否定されているようだからだ。

常識を覆す「改革者」はいつの時代も

常識の中で既得権(お金だけでなく名誉も含め)にすがる人々からの攻撃にさらされる

彼もそのひとりだと思った。

ダーウィンの以下の言葉が思い出される

「一度正しいとされたことは、(常識)されてしまい疑うことをしなくなる。これは科学の発展きわめて有害である。」

いつの日か彼が片麻痺を完治する術を開発する日が来るのではないかと感じた。

ちなみに以前NHK特集の番組でやっいた「闘うリハビリ」当番組で

元巨人の長嶋さんがウォーキングマシンで動かない麻痺脚を動かし必死に汗をかきながら

歩いている姿で「リハビリはウソをつかない!」と訴えていたが、あれはウソだと思った。。

僕にとってとてつもなく大きな衝撃であり、新たな光明でもあった。


最後に・・


「彼」の名誉のためにここに彼のブログを紹介しておきます。

http://ameblo.jp/rihabirikakumei/


彼が言っていた言葉でとても感心した言葉がひとつある。

脳には1000億の脳細胞がある。その脳細胞一つ一つが身体の機能を担っている。
だとしたら1000億種類の麻痺の症状があり、1000億種類のリハビリの方法があるはずだ。


と・・

だかからこそ彼は一人一人の症状に合わせた施術を行うために「しつこい」仮説と検証を行うことで

目の前にいる患者に合わせたオリジナルなリハビリ手法を毎回探し当てようとしているのだろう。




ちなみに初めて乗ったピーチ航空は辛かった。。

何が辛いかって・・関空にはまだ搭乗ゲートが用意されていないのだ。

だからバスに乗って飛行機まで行って「タラップ」から階段を使って

て乗り降りしなければならないのだ。

脚に不自由な僕にとって階段の昇り降りほど辛いものはないのだから・・(/_;)