逆境の言う名の幸福

逆境は人を強くするというが我ながら本当にそう実感する。

僕の場合、それだけでなく健常者のころよりずっとずっと世界が広がっている。

それは自分が障害者になったことによって

「役に立たないダメ人間になってしまったのではないか」という

自己嫌悪というか、恐怖感が僕を新しい世界へ導いてくれたように思う。

少なくとも僕は今、再生可能エネルギー分野においては

その日本の潜在的なポテンシャルを誰よりも知り尽くしていると自負できる状態になっている。

潜在的なポテンシャル」と表現したは

大企業ではなく、まだ世に出ていない中小企業が水面下で開発している再生可能エネルギー技術を表現したつもりです。

更に向けて世界にこういった最先端の環境技術を導入するサポートをするという立場にいる。


倒れる前には考えられなかったことだ。

倒れる前の僕といったら一零細IT会社の社長で

親会社からの下請けに徹していた狭いITの世界しかし知らない世間知らずの人間だった。

到底エネルギー分野のことなんてま全くの素人で自分とは縁のない世界だった。

それが今、なんとアフリカのギニアなっどという遠い遠い国に

日本の水処理技術を導入するサポートをしているのだ。

それもこれも「役に経たない人間」になってしまったという強烈な挫折感から脱出しようとして

ただがむしゃらに無謀と思えるくらいに、自分で調べ上げた最先端の環境技術を

持っていると思われる企業に体当たりでアプローチ&オファーして言った結果、

いつの間にかこうなった。

今僕は確かに身体の不自由や痛みに苦しんでいるけれど、


この活動に関する仕事をしているときは

少なくとも心は充実感に満ちている

決して経済的に大きな報酬があるわけではないけれど、

これで「人の役に立つ」かも知れないと思える事の方が

お金を稼げることよりもずっとやりがいや生きがいを感じている。

そんな意味で半身不随というぼくにとっては

生きている中で最悪の逆境がこの心の充実感をもたらしてくれたのだと思う

今僕は逆境の言う名の幸福に浸っているのかもしれない。