僕はマイナスがあったからこそ、今ここにいます。

僕はもやもや病という難病と半身不随という障害というマイナスによって

(零細企業でしたが)会社の社長という舞台から去ることになりました。

「なぜ、こんなことすらできなくなってしまったんだ!」
「こんなに必死で頑張っているのに、この障害はなぜ僕をこれほどまでに苦しめるんだ!」

そんな数多くの感情と対峙して、

過去の自分と比較して、

マイナスを背負わない人々との比較して苦悩してきました。

でも今はマイナスがあるからダメ・・なんてことは無いと思えるようになりつつある。

「~だからダメ」なんていうことは無いと思うようになりつつある。

挫折の先にこそ価値あるものが存在するのではないかと感じるのです。

もし、僕が脳出血という挫折を経験してなければ、今の僕は存在していなかったでしょう。

そして、今のような心の持ち方をすることができなかったでしょう。

挫折の前より挫折のあとの方が多くのことを学ぶことができ、

(健常な時には出会うことができなかったような)多くの人たちと出会うことができ

「つながり」を持つことができたような気がする。

もし脳出血で倒れていなければ、今も僕はSEという仕事に追われ、会社の資金繰りに

追われ続け、今でもプログラムの世界のベンダーと下請け業者という狭い世界

の人間関係しかなかったであろう。


ところがいま僕はそのころには考えられなかったようなファンドとい金融の世界

の人たちとつながることができ、さらには再生可能エネルギーに関する事業にまで

関わるようになってきている。

まさに挫折の前より、挫折の後の方が僕の世界は確実に広がっている。

挫折の先にこそそれまで持つことができなかった「価値あるもの」を手に入れたような気がする。


それともう一つ、脳出血を起こす前までは人生を楽しむ余裕が全くなかったけれど

「人生は楽しまなければならない」という義務感のようなものがあったけれど

障害を持っている今は「人生は楽しまなければもったいない」というような感情になってきている。


その分昔より「少し生意気に生きている」ような気がする。

半身不随という障害を持っているからこそ

周囲に気を使わせるようなことをしないためにも

生意気ぐらいが丁度良いのではないかと思っている。

そんな今までにはなかった自分が今ここにいる。

マイナスがあったからこそ今の自分がここにいる。