こだわりと思い入れと冷静さ

人間にとって「こだわり」や「思い入れ」といったもの大切なもののように聞こえる。

でも、ビジネスにおいては全く不必要であり、邪魔なものではないだろうか。

「職人のこだわり」「職人の思い入れ」等々を賞賛している番組などをよく見るが

あれは間違っているような気がする。

ビジネスにおいて「こだわり」や「思い入れ」は冷静な判断を誤らせる危険があると感じる。


老舗の会社が赤字事業部門から撤退が遅れ倒産してしまうのも

その伝統の事業部門に対する「こだわり」や「思い入れ」があるから

判断が遅れどんどん赤字を膨らませてしまうのではないだろうか。

それだけではない「こだわり」や「思い入れ」などというものは

ビジネスコミュニケーションにおいても大きな弊害になることが多いのではないか。


僕は障害者となってから、生きることそのものが苦しいために、何かと「こだわり」や「思い入れ」

といったような熱い思いを無理にでも持ち続けようとしてしまっているような気がする。

志とか希望とかいう聞こえのよい言葉で・・

そういったものが自分の生き方において自分の心の中だけでに持つべきものであって

外に出してはいけないのではないだろうか。

そんなことに今悩んでいる。


ときに執念が知恵を生むことがあるけれど、

執念などというものは判断を誤らせる非常に危険な両刃の刃になると思う。

気を付けなければいけない。

しかし難しい。本当に難しい。

客観的で冷静な判断をしつつ、執念とかこだわりとか思い入れというものを持たずに

知恵の創出や意欲を維持し続けることが本当にできるのだろうか。