挑 戦

自分の人生を今振り返ってみれば、

我ながら挑戦の人生だったと思う。

僕は子供の頃、今回の脳出血の原因となったモヤモヤ病の虚血発作はを起こし、

よく左半身が一過性の麻痺に襲われていた。

そのせいで小学校などの体育の時間プールは禁止だった。

いつも見学だった。

子供心に悔しかった・・

だから中学生になり虚血発作の頻度が少なくなり水泳の禁止が解かれたら

すぐに水泳部に入部した。何としても泳ぐことができるようになりたかったからだ。

中学校でも最も厳しいクラブである水泳部に入部したのだ。

今まで泳ぎの練習をさせてもらえなかった分人一倍泳ぎはヘタだったにも関わらず・・

やらなければならない・・負けてたまるか・・そんな気持ちで練習に励んだ・・

夏になると授業のある日は放課後から6000mの練習量をこなした。

今から思うと本当によく練習に堪えたと思う。

現代はあの北島でも1日の練習量は2000mくらいだと聞く。

あの頃の練習は現在のような科学的な練習ではなく、いわゆるスパルタだった。

現代はあの北島でも1日の練習量は2000mくらいだと聞く。

僕の中学生の時は夏休みになると午前と午後の練習を合わせて2万メートル近い練習量をこなした。

僕は必死だった。

人より不器用で運動神経が弱い部分、練習量をこなすしかなかった。

練習の甲斐あって、ほとんど泳げなかった運動神経のない(ドンくさかった)僕が

なんと県大会で2位までになった。

社会人になってからも挑戦は続いた。

理系出身だった僕は学卒ではあるメーカーのエンジニアとして働いていたにも関わらず

何を思ったか25歳のとき事業家になりたいなどという大それた夢を持ち、メーカーのエンジニアを辞め

勉強のために無謀にも経営コンサルティング会社に中途入社した。

無口な職人気質のエンジニアだった僕にとって営業や人前でしゃべる仕事は当初苦痛でしかなかった。

それでもやらなければならない・・負けてたまるか・・そんな気持ちで・・

このときも我ながら頑張ったと思う。

気がついた時には人前で5分と話すことができなかった無口な僕が

2時間のセミナーをしゃべることができるようになっていた。

そして次の挑戦はITだった。


僕はITに挑戦したのは36歳という年齢だった。


IT業界では36歳という面ではもうプログラマーとしては引退して管理職になる年齢だ。


にも関わらず僕は、1995年Windows95が発売されたとき、これからの時代僕に絶対必要になると考え

またもや無謀にもコンサルティング会社を退職し挑戦した。

36歳からのプログラムの勉強はかなり辛かった

そのときも、それでもやらなければならない・・負けてたまるか・・そんな気持ちだったと思う。

そしていつのまにかそのIT会社を独立して自分の会社を持つことになった。

いつの間にか25歳の時に持った「事業家になりたい」という夢が叶っていた。

そして45歳で僕は自分の性格に合わない社長業のストレスとモヤモヤ病の基礎疾患のため

脳出血で倒れ左半身不随の障害者となってしまった。


そして今、障害の克服に挑戦している。

さらには障害者であるにも関わらず、しかも経験したことのない企業の海外進出をサポートするなど

という事業を身体が充分に動かないくせに挑戦しようとしている。

そして今その中である企業に投資を促進させるため48年間全く未経験の金融の世界に無謀にも

飛び込もうとしている。

周りは何の金融の知識もないのに無謀だ・・という。。


何かに挑戦するのに知識や経験は関係ない。

挑戦したいという志が大切だと思っている。


それは僕のこれまでの人生経験からもそう感じている。


脳出血による半身麻痺からの克服という挑戦は

おそらく死ぬまで一生し続けていかなければならない。

挑戦するために知識や経験がなければできないのであれば

半身麻痺からの克服などできないはないか。

健常者に負けたくない。負けてたまるか。

障害者でも人の役に立つことができることを証明したい

証明してみせてやる。

何かに挑戦するときってそんな気持ちだけで充分ではないだろうか。

どんなにつらくても何かに挑戦しているときほど

「生きている」という実感を得ることができると最近感じている。


だから僕は死ぬまで何かに挑戦し続けるだろう。

たとえ周りから無謀だと言われても・・


振り返ってみると脳出血の原因となったモヤモヤ病こそが

僕に「挑戦の人生」のきっかけを与えてくれたと感謝しなければならないのではないだろうかと

今感じている。だからこれからも死ぬまで永遠に挑戦の人生になるのだろう

挑戦にはまでの知識や経験、そして年齢や身体の状態でさえも関係ないとつくづく感じる。

要は心の中に「何としてもやりたい」とか「やらねばならない」という

強い思いがあるかどうかだと思う。そして自分を信じるという気持ちさえ

あれば周りがなんと言おうと何とかなると思うのだ。

坂本龍馬ではないが、

みんな「世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る」

という気持ちで生きるべきだと思う。