無欲無欲こそ最も強い心


無私無欲こそ強い心であり、何者にも負けない心であると思う。

怒り、悲しみ、憎しみ、焦り、、

と言ったようなネガティブな心は

自我があるからこそ、湧き出てくる
感情だ。
それはある意味、自分を守りたい
という本能から出てくる感情ではないだろうか。
自我とか自分が存在しなければ、まもらなければならない「自分」も存在しない。

だから、悲しむこともなく、怒りに満ち溢れることもなく、焦りなどの感情も湧かないだろう。

僕は脳出血によって、あまりにも多くのものを失ってしまった。初めの頃は喪失感に苛まれ、身体が動けず、ひとり自宅ですごさなければならなかったことに強烈な孤独感に襲われた。何度も自死を考えた。

でも、この2年半でそんな苦しみから逃れる術をいつの間にか身につけたような気がする。

それこそが無私無欲の境地だ。
生身の人間だから、完全に無私無欲になることは不可能だけれども、限りなく無私無欲に近い心になる術を身につけたような気がする。
なぜなら、それでも生きなければならないからだ。
身体が動かず、どんなに屈辱であっても、中枢性疼痛の痛みや痺れがどんなに辛くとも生きなければならないのだ。

たからこそ

生きるために!

いつの間にか身につけたような気がする

これが人間の生命力というものかもしれない。
そんな力強いものが自分のなかに存在していたのだと我ながら感心している。

いわゆる無私無欲に限りなく近い状態になれたとき、何も怖くなくなる。
そして冷静且つ客観的になれている。
そして無私無欲は決して無気力な状態ではなく、とても
意欲的で、前向きな気持ちになれるのだ。しかも自我に囚われず、こだわりもなく、冷静且つ客観的なのだ。

逆境にこそ人間の心を強くするということを今僕は実感している。
そして無私無欲こそ何者にも負けない強い心だと感じるのだ。