病の始まりと病の終わり、健常者(医師や介護者)と病者(障害者)の関係

病の始まりと病の終わり、そして健常者と障害者


人間はそれぞれ異なる人生観を持っていても、

極限の状態にあっては生死を超越した安楽を願う心に違いはないだろう。


病は痛みに始まり、病の終わりは痛みの終わりである。

そして痛みの終わりは死でもある。

そんな痛みと闘い続けているとき、病者の傍に座って訴えを聞き、

身体の痛みと心の痛みを和らげ鎮める努力をしてくれて

手を握ってくれヒト・・そこに病者は尊い愛をみる。


病者(もしくは障害者)と健常者を隔てる壁は高く厚い

別世界と呼んだ方が当たっているほど両者の感じ方、考え方には

隔たりができてしまうのだろう。

それがたとえ肉親や親子であってもその隔たりを埋めることは至難であると思う。

健常者の方々、いや特に病者を診る立場にいる医師たるものは、

その壁を乗り越え、少しでも病者の世界に近づく努力を続けてほしい。

そのためには、単に医学の知識を習得したり、最新の検査設備や

医療機器を駆使することではなく、

病者の言葉に耳を傾けることが最も大切なことではないか。

これが病者(障害者である)私からのメッセージである。