役に立たなくなった左手

今日近所のゴルフの打ちっぱなしに行ってきた。

右手1本でゴルフを挑戦するためだ。

僕は走ることが出来ない。

だからスポーツをあきらめていた。


でも唯一走ることなくできるスポーツを見つけた。

ゴルフだ。

立っているのが精一杯でバランスはとても悪いがなんとか立つことだけはできる。


何でも良いからとにかくスポーツがしたかった。

脳出血を起こしてからというもの、スポーツは完全にあきらめていた。


ゴルフ

僕が1番嫌っていたスポーツだ(苦笑)

「あんな玉ころがし、スポーツじゃない」と馬鹿にしていた。

皮肉なもんだ。

でも唯一できる可能性があると思い、オークションでドライバーを落札して入手した。


僕はもともと左利き、サウスポーなので右手でゴルフクラブを持って素振りの練習をし始めた。


フォームは左ききフォームだ、だから右手で引手で素振りをする。

なんとか振れるが左手で使えないのでクラブのコントロールはうまく出来ない。

右手は利き手ではなかったので力が弱い。

ちょっと素振りをすると手が真っ赤・・

ダメかもしれない。そう思いながら、ここに2、3日素振りをしていた。

そして今日、近くの打ちっぱなしに行ってみた。。

左半身麻痺した障害者がゴルフクラブを持って入ってきたので

ちょっと注目された。

そして右手1本でボールを打ち始めた。

初めは、、、

やはり空振り・・

やっぱり無理か・・

そう思いながら、何度か挑戦

6度目にうまくボールをとらえた。

たった30メートルほどだがまっすぐ飛んでいた。

やった!いけるかもしれない。

思わず熱中してしまった。

立ち続けているので左足がしびれてきた。

それでもがんばって、200球ほど打った。

もう右手の手のひらは真っ赤だった。

腕も痛い。たぶん筋肉痛になるだろう。

でもうれしかった。

筋肉痛になること自体二度とないと思っていたから・・

そのときふと、左手を見た。握り込んだまま開かない左手・・

全く使わないから少し浮腫んでいる左手

何となく左手が可哀想に思えた。

だって何も出来ず、だらりとぶらさがっているだけ

左手がもう役に立たない手になってしまったと感じているように思えた。

「役に立たなくなった」ことが悔しいだろう。

これまで頑張って残されてくれた左手

得意な水泳でも水を一生懸命かいでくれた左手

ご苦労さまでした。

これまでよくがんばったね


もう使えないけれど、、、

これからも大切にしてあげよう・・

$まだ俺は生きている!脳出血で半身不随になった元IT系社長の勝手気ままな独り言日記-僕の左手