覚悟(自ら身銭を切るということ。リスクを負うということ)

企業経営者にしても、国の元首にしても、
企業経営や国家運営については「覚悟」が必要だと思う。

「自ら身銭を切るリスクを負う経営」
これがあってこそ、本当の「覚悟」というものができるのであろう。

その意味では、大企業の経営者より中小企業の経営者の方が、「覚悟」があると言えるのではないだろうか
中小企業の銀行からの借入金はたいていの場合、社長の個人保証である。

つまり会社が立ち行かなくなった時には、自分自身が返済していかなければならないのである。
たとえば私は、倒れる前には約2000万円近く社長である僕が保証人となり銀行から
借り入れをしていました。

会社が倒産すれば、それは私個人の負債となり、金融機関から返済を迫られることになのである。
1個人が2000万近くの借金をすることは大変な負担である。
それこそ一家離散や自宅を追われる覚悟が必要だ。
まさに、身銭を切るとはそういうことであると思う。

大企業が銀行から、億単位借り入れをする際、
その社長が自らの個人保証で借りることはまずないでしょう。

だからたとえ会社が倒産したとしても、社長の座を追われるだけで、自らが個人で、
負債背負うことは、まずないだろう。

だから「覚悟」が無い。

広く社会的地位をなくすことで、十分な制裁となるなどといわれることがあるが、
地位をなくすことでその人が「何もなくなる」ということ自体「地位」で仕事をしていたという証拠である等身大の自分の実力ではなかったということになるのではないか。
だから等身大の自分に戻れば良いではないか。
「地位」で仕事をする人間など大したことはない。

僕は思う大企業が融資を受ける場合、その会社の社長はそのうちのたとえ数千万円でも社長個人が保証人となるべきではないだろうか。

イザという時には無一文になる覚悟


そういう心意気がなくして、力強い経営などできるものか。

一国の総理大臣にしてもそうだと思う。

何十兆円という膨大な借金をしても、それがもし破たんしたとしても、例えその中の数億円さえも、
総理大臣が保証することはない。

本当の意味で自ら身銭を切るリスクを負う経営者や一国の元首のないものだろうか。
彼らには、日本の技術を底辺で支える中小零細企業の経営者の気概など全く理解できないだろう。

自らの保身のみではないか。

こんなことだから、日本は世界からなめられているのではないだろうか

昔の日本、明治時代の日本の元首たちはそんな気概があったのではないかと思う。
彼らはみずからの借金こそないものの、常にいつ暗殺されるかわからないという状況のなかで、
死の「覚悟」があったのではないだろうか

今の首相には、そんな「覚悟」があるとは思えない。

ちょっとマスコミで叩かれたり、批判されただけのことで、頭が真っ白になり、思考停止してしまっているようにしか思えない。