心の揺り戻し

Pさんのコメントで心の揺り戻しが人間にはあるのかという問いになんだか急に好奇心を持ってしまいましたので、僕は神経学者でもなんでもありませんが素人考えですが自分なりの考え方を書いてみたいと思います。

結論から言いますと心の病気からの回復過程で心の揺り戻しはあって当然と僕は思います。

僕が脳について自分なり勉強をした情報から、TMSという脳のニューロンの発火状況を確認するす装置を使った研究した結果人間の脳には下記のような三つの原則があるということがTMSという装置を使った脳のニューロンの発火状況研究した結果アメリカの脳神経学者の著書から知りました。

「いっしょに発火するニューロンは一緒に繋がる」

「類似のニューロンはいっしょに発火しやすく、いっしょになり太くなりより強化される」

「使わばければ失う」

この三つの原則は脳卒中による麻痺状の回復のためリハビリ方法に有効なのだそうです。

たとえば麻痺した手のリハビリをする際、麻痺側の手だけでなく、健常側の手も同時にリハビリで動かすことが
有効なのだそうです
つまり「いっしょに発火するニューロンは一緒に繋がる」
「類似のニューロンはいっしょに発火しやすく、いっしょになり太くなりより強化される」
両手いっしょにに動かすという動作この二つの原則をもとにリハビリをすることになるため
麻痺側の手を動かすニューロンが麻痺側の手だけを動かすよりも、麻痺側の手を動かすニューロンを強化されやすくなるからだということです。


この三つの原則は心の病などの場合症状を悪化させ原因となるそうです。

たとえばうつ病PTSDやOCD患者の場合、これまでは患者の持つ「不安」や「強迫観念」をを解消するために
これまではカウンセリング等により「不安」や「強迫観念」の原因の追求させ患者に、原因を認知させることで
不安を解消させるという手法、あるいは徹底的に不安に思ってること考えさせ、「慣れさせてしまう」という手法がとられていたそうですが、これは「いっしょに発火するニューロンは一緒に繋がる」「類似のニューロンはいっしょに発火しやすく、いっしょになり太くなりより強化される」という原則から考えると
に不安を考えるニューロンの回路が強化されてしまうことになるからだそうです。


これは雪山でソリを走らせた時のイメージで紹介します。
初めてソリで山多く下るときには基本的には日本の起伏に沿って走ります。しかし、2回目からはソリは一度走った処理の跡を走らせる方が走りやすいのでそちらの方に走りがちになります。そして滑れば滑るほどソリの跡は大きくなり、走りやすくなります。跡をs滑る方が楽で、しかもスピードもどんどん上がるという状態になります。最後には、そのソリの跡の上以外を走ることの方が難しくなってきます。ソリの跡を走る方が楽だからです
これが「不安に思うニューロンが強化されてしないしまい、そこから抜け出せなくなる」という現象に
近いものだと考えれば分かり易いではないでしょうか。

なのでうつ病PTSDやOCDの不安を解消する最も良い方法は、「全く違うルートを滑ること」つまり不安の原因とは全く関係ないことを考えるとか全く関係ないことに熱中させるいうことが有効だそうです。
これはもう一つの原則「脳のニューロンは使わなければ失うという原則」に当てはまるだからだそうです。

そう考えると心の病を持つ患者の場合、「強化された」不安や恐怖感を持つニューロンが存在するわけですから、強化されてしまった不安の回路はそれが存在する限り近くのニューロンが発火するだけで同時に発火し、再び不安のニューロンの回路が発火するということになるため、新しい回路を作る過程では十分「強化された不安の回路」に近づく可能性は十分にあるので良くなったり、また悪くなったりを繰り返して治っていくのだと思います。

たとえば子供の時に虐待を受けた経験のある人が親になったとき自分の子供を虐待してしまう
という現象もこの原則から考えることができると思います。
つまり子供の時に虐待を受けた時点で脳に虐待の恐怖にかかわる強く太いニューロン回路ができあがってしまっている親(そのニューロンが消えたわけではない)が自分の子供を叱るときにはその類似ニューロンを発火させてしまうため、再び虐待を受けたときの感情が戻ってきて、逆上してしまい、自らの子供に虐待をしてしまう
というように考えられると思うのです。これも大きな長いスパンでのいわゆる「心の揺り戻し」ではないかと思います。