民間医療にはびこる似非医学


活性酸素」は老化の原因とか癌の原因とか言われているのはご存知でしょう。
そしてこの「活性酸素」を除去するためのサプリメント活性酸素を生み出すストレス解消法などという

健康法がまことしやかにメディアを通して伝わっています。
以前活性酸素に関する面白い記事を見つけました。
船井総合研究所船井幸雄さんが書かれている一説です。

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活性酸素は0.001秒で消滅するという事実


活性酸素とは、通常の酸素にくらべて、化学反応を起こしやすい酸素のことです。生体内で有害な過酸化脂質生成にかかわりますが、そのこと自体は特に問題ではありません。
 活性酸素が原因とされる「うその病気」が騒がれ過ぎているために、活性酸素病があたかも存在しているように錯覚されています。それほどまでに、現代の医学、最先端の科学というものは、無力で役に立たないものなのです。
              (中略)
 医学で病気が治らず、ラチがあかないということで、そこへ出てきたのが活性酸素説でした。また、健康食品を売って儲けようとする人たちが、次から次へと現れ、世はまさに健康食品ブームです。
 科学的事実の一部を取り出し、無理やり拡大解釈して、修飾して歪曲して、文学的ストーリーに仕立て上げてしまったのです。
 医学界や科学界から、活性酸素説のウソを指摘する学者が、ちゃんとマスコミに登場しないことから、悪魔のような活性酸素のイメージが作られ、活性酸素なんでも犯人説が、メディアを一人歩きしているのです。
 活性酸素は、気体の中では、なんとか存在できますが、あまりにも不安定なものですから、気体の中でも安定した物質に変化しようとします。
 じつは、活性酸素は、血液の中にはないのと同じなのです。大量にある血清中にも、赤血球にも存在しません。あるとしたら残りのわずかに存在する細胞、すなわち生きている白血球やリンパ球です。
 活性酸素は、細胞の表面にはありません。細胞の代謝現場には、いつも発生しますが、すぐに消えてしまいます。非常に不安定で、なんと0.001秒で消滅します。
 代謝という化学反応を行う現場では、いつでも発生します。反応が激しい現場では多く発生しますが、瞬時に消えてしまいます。ですから、存在しないというほうが正しいのです。
 活性酸素は、ガン細胞の発生に関係するDNA損傷の現場に到達する前に、消えてしまうのです。細胞核の中のDNAに到達できるのは、エネルギーの高い放射線、紫外線くらいで、このときは本当に活性酸素が発生してガン化させます。それ以外には、ほかから活性酸素が飛んできて、ガン化されるなどということはあり得ません━━転載ここまで━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


私は専門家でないのですが、化学系のエンジニアでした。確かに活性酸素活性水素などは電子が1つ多い(少ない)などで、非常に不安定で、すぐに何かと反応することは知っていましたので
なるほど・・と関心してしまいました。


先日は医者までが癌に対してこの活性酸素犯人説をテレビでしゃべっていた。
医学の世界もまだまだ未知の世界である。人間の生命そのものが不可解で未知なのだから・・
そう考えると世間で評判になっている健康法の中にどれだけ信頼のおけるものがあるのだろうか
と感じるのである


以下は一時流行した「癌が治癒するアガリクス茸」というような「民間医療」といわれる
似非医学に対する私なりの意見と批判です。


民間医療の「先生?」たちの中は、医学界が民間医療を根拠がないからというだけで受け入れ証明しようとしようとしないと西洋・現代医学を批判的な人たちがいますが、しかし、それは、現代の通常医療も同じだと思います。
根拠のない治療法を現代医学界が勝手に効果を受け入れ・証明してくれるわけがない。
効果を証明する責任があるのはその治療法の提唱者や支持者でなければならい。
根拠のない治療法は、通常医療だろうが民間医療だろうが、どちらであるかに関係なく信頼されない。
民間医療の先生達は、論より証拠と言う。しかし、そう言う場合に限って、体験談の羅列だけで
客観的な統計データなどは全くない。そして、唐突で突飛な珍説に基づく「論」が述べられている。

治療の効果を証明するには、一定の客観的データとその基準の証明が必要である。
だから製薬会社なども長年の臨床試験という厳しい基準を超えるために、多額のコストを支払っているのだ。
(現在、癌治療薬に関して、海外で実績がある場合に限って、
この基準をもう少し緩和したのは良いという論議になっているが・・)

代替医療を差別しているわけではない。その基準を超える民間医療がまだ無いだけだ。
現状では代替医療を通常医療と同等に扱うには、民間医療を特別に贔屓する必要がある。
そうした依怙贔屓をしていないことを民間医療推薦者達が差別と評しているに過ぎない

民間医療・・
たとえ善意であっても根拠のない治癒の可能性を末期がんや、
難病に苦しむ患者に紹介することほど残酷なことはない。
苦しむ患者に「期待」だけさせ、最後に裏切ることの残酷さ
癌苦しむ患者は藁をもつかむ気持ちで「奇跡の特効薬」にすがろうとします。
そして結局効果がなく、「個人差がありますから」と言い逃れる
その個人差を臨床によって統計的に個人差の原因を突き止め、どのような症状や体質の人には効果があり、どのような症状や体質の人には効果がないと立証するのが医学の責任だと思います。


僕はテレビでの健康食品コマーシャルの多くに画面片隅に小さな字で
「効果に個人差があります」
とか
「これは個人の感想です」

と書かれているのを見るたびに何ともいえない怒りを感じます。明らかに「言い逃れ」の言葉ですよね。
一部上場の超大手の健康食品でさえ書かれている。。いったこれは何だ!
こんないい加減な健康食品は法律で取り締まれないものか

「藁をも掴もうと溺れている人に本当に藁を投げ入れ、溺れさせてしまうような残酷さであると思う。
癌で亡くなったNHKの池田裕子アナウンサーも最後まで通常医療を拒否し民間医療に頼ったそうです。

NHKなどメディア業界にいると変に「奇跡の治療法」などの情報が耳に入るのだろう。
確かに現代医療では末期がんはまだまだ治癒率が低い
その治癒率の低さゆえ、ご自分で冷静にどの治療を選ぶか選択できなかったのだろう
低い確率でもなぜそれに掛けてみなかったのだろう。
これも根拠はないが、人間には自然治癒力という素晴らしい能力がある。
たとえ現代医学の「手術」などで「成功」しなくても、自らの自然治癒力で治癒する可能性もあったろうに・・
ここでも断っておきますが、僕はいわゆる自然治癒力万能論者ではありません
世の中には自然治癒力(あるいは自己免疫力)を高め癌を治癒するといった民間医療も存在します。
自然治癒力万能説も免疫万能説も、現実を無視した妄想的発想に過ぎないと思います。

確かに自然治癒力は人知を越えた凄い力を秘めてはいるけれどもするには限界があります。
だからこそ医学が発達したのです。
現代医学も自然治癒力がなければ成立しません。外科手術も自然治癒力によって傷口塞がらなかれば、
永遠に抜糸ができないことになります。


むやみに民間医療を信じることは自分自身の精神を傷つけてしまうことになりかねません。