再び歩み始めたようだ

脳出血で倒れてから間もなく2年になる。
僕はまだ生きている。
僕の脳出血モヤモヤ病を起因とする出血である。
モヤモヤ病を起因とする出血の場合、再出血の確率が高い
もし再出血した場合、「重篤」になる場合が多いという。
重篤=死と僕は理解していた。
僕は死の恐怖と闘っていた。
そして「死の覚悟」をしたこともあった。
1年以内に再出血しても仕方がないという「覚悟」ができていた。
不思議な感覚だった
死の覚悟」ができたときは不思議な充実感だった。
僕の人生に後悔はないと言い切れた。
最後までベストを尽くした人生だったと思えた。
道半ばで、「無念ではあるが後悔はない。」

このように思えることはある意味で心の幸せだった。
奇妙な充実感でいっぱいになっていた。
本日2010年10月29日僕は生きている。
当時今日まで生きているとは本当に思っていなかった。
とっくに再出血し、死を迎えている頃だと考えていた。
だから生きているうちににできることをがむしゃらにやろうと考えた。
このまま生き方に後悔のないまま死を迎えたかった。
ところがそうは問屋がおろさなかった。

今日まで生きてしまった。

そして、更にがむしゃらにやってきたこと・・それが花を咲かせ始めているようだ。

なんと週明けには上京する・・
来週中旬には海外在住の日本人ビジネスマンとビジネスミーティング
更に来週末には鹿児島だ。
去年はひとりで再び東京に行くことできえるようになるなんて考えられなかった。
再びビジネスミーティングをすることができるなんて思ってもいなかった。
僕の人生に考えられないような新たな展開が始まっているようだ。
再び新しい生を与えられたのだろうか。

こんなことは僕の人生で2度目だそうだ。
「だそうだ」というのは一度目は生後3ヶ月の頃だから覚えていない。
母から聞いた話だからだ
僕は生後3ヶ月目で肺炎を患い、生死をさまよったらしい。
泣く力さえない状態にまで衰弱したらしい。
医師から母は覚悟をしてほしいそうだ。
母の日記に残っている
もう47年も前の日記だ。
ところが回復し始めた。そして成長した。
医師も想定外だったらしい。
今回も生死をさまよい、
死を覚悟したら、気がついたら生き抜いていた。
まだ死んではいけないのだろうか。
僕はいつ死んでも後悔がないと自信を持っているのに・・



もう一度 生を歩み続けなければならないようだ。

やってみるか