わが人生の現実は小説より奇なり

よもやこのような人生を送るとは思ってもいなかった。
45歳で脳出血で倒れるというようなことをはもちろん想像だにしていなかった。
しかし倒れた後のほうが、実に奇妙な人生を歩んでいるように思う。
脳出血で倒れた時は、絶望そのものでした。
自分の会社を破産、同時に社長であった私も自己破産。
もうどうにもならないと思っていた。体が動かない。収入はゼロ。子供はまだ6歳
自分の医療費がかかる・・
未来は全く見えなかった・・まさに四面楚歌状態だった。
正直言ってもう僕の人生は終わりだと思っていた。

ところが今の状況はとても奇妙である。
新しい事業立ち上げようとしている。体の不自由になり、体を動かす楽しみは一切
なくなってしまったが、なぜか夢がいっぱいである。
我こそが日本の産業の発展の礎になりたいというような夢や志まで持つことができている。
しかも借金はゼロ
おまけにたくさんの支援してくれる人が集まってくれている。
なんとNPO法人まで無償で譲渡してもらった。夢のような話である。

倒れる前は成り行きで作った(親会社の社員の時に、給与体系の関係でもうこれ以上
給料を上げることができないので独立して外注として働いてくれないか、
そうすれば外注先としてそれなりの発注金額を支払う支払うことができるから
という社長の提案で、とくに志もなく設立した)小さな自分の会社を支えるので精一杯の状態で借金を背負い、資金繰りに追われ、
クライアントからのクレームに耐えながら、徹夜続きで青い顔をして毎日を生きていた。

その時から考えると、信じられないような状況ある。
2年前倒れたあの瞬間から僕の運命は大きく変わったようだ。
倒れる前の自分に聞けば、きっと今の自分がうらやましいと言うであろう(笑)
人生とは全く予測不可能なものだと思う。
確かにこの2年間は本当に苦しんだ。何度も、もう死んでしまおうと思った
でも、家族のために生き続けなければならない。
どうすれば良いんだ必死で考えた。僕の人生のなかで最も真剣に人生を考えた2年だった。
それが良かったのだろう。今身体は不自由になってしまったがこうして生きている。
借金もない。資金繰りのプレッシャーもゼロ(明日の支払いに悶々とすることもない・・笑)
しかも夢や志まで持つことができている。
何とも想像を絶する不思議な人生だ。まさに小説より奇なりだと思っている。

人生最大のピンチだと思っていたのが、いつのまにか人生最大のチャンスを迎えているような気がする