あの日が近づいてくる

もうすぐ11月20日
2008年11月20日14時ごろ私は自分の会社で脳出血を起こし倒れた。
その瞬間、私の人生は180度変わってしまった。
今でもはっきりと覚えている。

私の会社はいわゆるIT系のW会社でプログラミングの設計をする会社でした。
そして私はプロジェクトマネージャーという業務を親会社から受託していた。
当時、とある超大手企業元(公社)からの受託業務を行っていた。
その会社は下請け企業に対しては非常に強く出るが、お客さんに対しては非常に弱腰で、
言うべきこと言わずにの出来もしないことを何でもかんでも引き受けてしまい、
下請けに押しつけるそしてそして案の定問題が出れば下請けに対してクレームを出す。
という状態でした。ここまで言うとなんという会社か分かる人にはわかるでしょう。

2008年11月20日、その日は。あるWEBプログラムの動作テストの日でした。
こちらは万全の態勢で待機していた。
動作テストにおいては一定の条件があった。
操作方法の規定は以前から連絡してあった。その規定通りに操作しないとエラーが出るのだ。
にもかかわらず11月20日午前中にしてはいけない操作をしてしまったようだ。

私の方はプログラミングとは別事業で、海外に向けて、和包丁や日本刀・友禅染めなど
日本の伝統工芸品をインターネットで海外に向けて直接販売していた。

その事業において、前月に起こったリーマンブラザーズの破たん、いわゆるリーマンショックの影響を

モロに受け、売り上げが5分の1にまで落ち込んだ。
零細企業であるにもかかわらずこの事業に対して信用金庫さんが非常に評価してくれかなりの借り入れをしていたこともあり、売り上げこれほど落ち込んでしまったことに対し返済に危機感を覚え、
ストレスが溜まり始めたのか血圧がどんどん上がっていった。

そんな状況のなかで、上記のように某企業が誤操作をしてしまい、そのことによってエラーが発生した

僕はそんなことも知らずに事務所で待機していた。

と午後14時頃である何に何気なくメールを見た。

その企業からクレームのメールが入ってた。
「●●の箇所でエラーが出ている。一体どうなってるんですか」

そのメールを見た瞬間、「やってはいけない操作をしたんだ」と分かった。

そしてムッとしてしまった。頭に血が上っていくのが分かった。

その瞬間だった

後頭部に何か熱いものが流れた感じがした。
そして、天井がぐるぐると回り始めた。
次に左足の力が抜け、左手の力が抜け始めた。

「やばい!」と思った。

直感的に血管が切れたと悟った。

右手で机を持ちながら立ち上がるとしたが


無駄だった。

もうダメだと思ったので、隣の席にいた部下に「あかんすぐに救急車呼んでくれ!」と叫びながら崩れ落ちるように床に寝転んでしまった。
にもかかわらず僕は冷静だった部下には何が起こったのか理解できなかったのであろう。
119に電話をした部下が、その携帯電話を倒れている私の右手に手渡してきた。
私は仕方なく受話器を右手に持ち、自ら電話の向こうのオペレーターに自ら自分の症状を話をした
脳出血を起こしたらしいです。 すぐに来てください」
それだけ言ってあとはまた部下に電話を手渡した。
場所の連絡をしてくれた。
私は脳出血なので時間との闘いであることは理解していた。
それで右手の腕時計(私は左ききだった)を見ながら救急隊を待った。
「まだか、まだか」と心の中でつぶやきながら待った、ようやく事務所のドアが開き
でドヤドヤと人が入ってくるのが分かった。
救急隊だ
電話後14分30秒だった。
それから担架にに乗せられ、救急車に運ばれ近くの脳神経外科病院に運ばれた。
そしてICUに運び込まれた。
そのものCTやMRIなどの検査になった。
その時点で左手足は全く感覚がなかった。存在すらわからなかった。
完全に脳細胞が死んでいたのだろう。
いわゆる完全麻痺の状態だった。脳梗塞の場合徐々に手足がしびれが動かなくなっていくことが多いらしい。脳細胞が酸欠になり徐々に機能が失われていくのだ。
でも僕の場合かなりの出血であったらしく、ICUに入った時点で既に右のの運動野の脳細胞は完全に死滅していたらしい。おそらくもう少し出血場所がずれていたら、今頃この世にはいなかったであろう

これが私の人生が180度変わってしまった瞬間でした。






このことを詳細に書いたのはこれが初めてだ。
思い出したくないことでもあった。

必死で頑張ってきた。社員のため、家族のため、寝る時間も惜しまず必死で・・


なのに「なぜ」「なぜ私が・・」「何か僕は悪いことをしたんだろうか」という納得できない気持ちが長い間消えることはなかった。

やっと今日書くことができた。

もうすぐ11月20日、記念の日?

神のようなものを信じない私ではあるが、2年目の11月20日何か奇跡が起ってくれないか、、と心の片隅で思う自分がいる

もし神というものが存在するなら、私の体を元に戻してほしい。自慢だった左手左足を返してほしい

これは本当に正直な私の今の気持ちです。